最近の子供の習い事でスイミングと並びとても人気のある英語。幼稚園でも英会話のレッスンを取り入れているところも多いですね。
グローンバル化で英語の必要性も高まる中、小学校でも英語教育が義務化となり、英語を早いうちから習わせておこうと考えるパパやママもいらっしゃるでしょう。
ですが、色々と情報もありすぎて‥英語っていつから始めたらいいの?何からはじめたらいいの?と悩んでしまいます。
幼児のうちから英語を教える必要がある?
最近幼児期からの英語教育が盛んですが、そもそも小さいうちから英語を教える必要があるのでしょうか?
英語を始める時期に関しては「英語を聞き分けられるうちからなるべく早く始めた方がよい」という意見がある一方で、「母国語がまだ完成していない段階で他言語を教えるのはよくない」といった意見があったり、様々です。
ですが、脳の発達が最もめざましく、色んなものをどんどん吸収する幼児期に英語に触れることが英語の耳を育てるのに適していることは事実。
まっさらな状態で産まれてくる赤ちゃんの脳はどんな言語にも対応できるようになっていて、生活しているうちに取捨選択、不必要なものは切り捨てていきます。そして大体6歳くらいまでに言語脳が固まってくると言われています。
言語脳が固まってくる前に英語に触れる機会があるといい刺激になります。ただし、幼児期から英語を取り入れる際に気をつけたいのが母国語である日本語とのバランスです。
知り合いでこんなケースがありました。
英語圏生まれの姉妹のケース
私はカナダで数年間働いていましたが、現地の知り合いのお子さんでカナダ生まれ、カナダ育ちの7歳と4歳の姉妹がいました。両親ともに日本人で、家では日本語で生活をしていましたが学校や幼稚園は英語オンリー。
もちろん2人とも生まれてからずっとカナダなので、英語はネイティブ並みです。姉妹の会話はところどころ英語でした。親に注意されて日本語を話すようにはしていたようですが‥その子たちに聞くと「英語でしゃべる方がラク」なんだと。ご両親はネイティブ英語の環境で育てると日本語を維持させるのが大変で‥とおっしゃっていました。
もちろん日本語も話せますが、日本の同じ年齢の子に比べると日本語が少し辿々しい感じはしました。(アメリカのフィギアスケート選手、長洲未来ちゃんのような‥)
やはり日々の生活で英語の割合が多いと日本語の発達が遅れてしまうという弊害はあるように感じます。2つの言語を同時に上達させていくのはなかなか難しいようですね。
英語圏で英語を使って暮らすとそうなってしまう場合がありますが、日本でも例えばインターナショナルスクールに通ったりして英語にどっぷり浸かる環境となれば同じような状況になることが考えられるかもしれませんね。
幼児期からの英語学習は‥
「母国語である日本語を大事にし、バランスを考えつつ英語を日々の生活に取り入れる」
というのがベストなようです。
幼児期の英語学習で大切なこと
幼児期に英語学習をはじめる上で大切なこと。それは‥
英語に触れることは楽しいと思わせること。
一番はこれです。英語が好きでもっと学びたい!という意欲がなければ上達はしません。イヤイヤ英語を教えられたところで耳にも頭にも全く入りませんね。
幼児の英語学習の導入としては音楽や絵本、DVD、ゲームなどで楽しく英語に触れることがオススメ。
それから英語学習で大事なもう一点は‥
本物の英語の音を聞かせること。
本物の英語の音を聞くというのが大事。小さいころに聞いた音は意識していなくても頭に残っているもの。日本語にはない音を言語脳が柔らかいうちに聞かせておくことは後々の英語学習の際に役立つはずです。
ちなみに参考までに私の体験を‥
私は生まれも育ちも日本、そして両親は日本人です。特に幼児期に英語を習ったりはしていませんでしたが、7歳ころに父が購入した英語教材のCDを意味は分からないけれど英語の響きが好きで繰り返し聞いてマネしたりしていました。
その後も英語は好きで、19歳のときにカナダ留学へ。努力も多少はしましたが、10ヶ月ほどカナダに滞在し英語を割と話せるようになりました。発音に関してLとRの発音などに苦労することはなかったですし、発音をカナダ人に褒められることも多かったです。
色々考えてみると、やはり小学生のときに英語のCDを聞いていたことが基礎になっていてよかったのかなぁと。
私の場合英語に初めて触れたのは幼児期ではなく、7歳頃〜でしたが‥
そんな自身の体験もあり‥土台作りとしての英語学習は小学生低学年くらいまでに始めるのがいいのかなー感じています。そして英語に対しての楽しい印象というのが大事だなと。
お子さんの様子を見ながら、押しつけにならない程度にCDを聞いたり、DVDを見たりして英語を取り入れてはいかがでしょうか?親子一緒に楽めるといいかもしれませんね^^
我が家は特に英語を習いに行かせてはいませんが、「えいご絵じてん」という教材を使って英語に触れさせています。こちらの記事に詳細を載せています↓
ちなみに、子供によって向き不向きはある?
語学の向き不向き、これは私はあると思います。
向いているというのは、耳がよくて聞いた言葉をそのままうまく発音できる子。モノマネが上手い子なんかも向いていると思います。
我が家にも子供が2人いますが、同じように英語を教えても下の男の子の方が上手にマネして発音しています。発音する際に舌の形を変えて発音するので、舌の長さや形なども多少関係するのかもしれません。
あとは本人の性格も。恥ずかしがらずに積極的に英語と関われる子はやはり上達も早い印象です。語学は道具と一緒。繰り返し練習すればするほど上達します。
さいごに
語学は子供によって多少の向き、不向きはあるとは思いますが、でもやっぱり結局は本人の意欲次第。
そして語学上達のカギは継続!早く始めることも大事かもしれませんが、継続して英語に触れ続けることが何より大事です。
子供に無理強いはせず、本人のペースで楽しく英語に触れさせてあげましょう!
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