和食を作るのに欠かせないお醤油。
醤油は大豆、小麦、塩を使ったシンプルな発酵食品です。
意外と知らないその作り方は‥
- 蒸した大豆、煎って砕いた小麦に麹菌を加える
- 発酵、熟成
- 絞る
- 火入れ
- 完成!
ざっくり書きましたが、丸大豆を使った本来の製法で作る醤油はじっくり熟成期間が必要なので、完成するまでに1〜2年はかかります。
麹菌が作り出す酵素の作用により、大豆のタンパク質がアミノ酸へ、小麦のデンプンがブドウ糖へに変わり、うまみや香りのよい醤油の成分となります。
麹菌の発酵の力を借りながら、ゆっくりじっくり。
とても手間ひまがかかるものなのですね‥
お家でどんな醤油を使っていますか?そのお醤油の原材料は??
スーパーの醤油売り場を見てみると、実に色んなメーカーのものがあり、値段もかなりお手頃に売られています。
裏を見てみると‥
アミノ酸液、食塩、脱脂加工大豆、小麦、果糖ブドウ糖液糖、カラメル色素、調味料、甘味料、VB1・・・
添加物だらけ!!
手間をかけずに、安いコストで醤油が作れるからだそうです。
本来の醤油のうまみ成分はじっくりじっくり木桶で発酵、熟成させてできたアミノ酸。
ですが、手間も時間もかけないで作るために「調味料(グルタミン酸ナトリウム)」でうまみを足します。
また小麦のデンプンを発酵熟成させてできたブドウ糖の代わりに「甘味料」で甘みを足し、
「増粘多糖類」を入れてとろみをつけ、「カラメル色素」で醤油らしい色をつけ、
ついでに日持ちするように「保存料」も加えます。
ちなみに、VB1とはビタミンB1のこと。
身体によさそうな響きですが、正式には「ビタミンB1ラウリル硫酸塩」という添加物で保存料としてよく利用されます。
こうやって醤油風味の調味料が安く大量に作られます。
聞いただけでも、使いたくなくなる醤油風味の調味料‥
また最近では原材料に丸大豆の代わりの脱脂加工大豆を使っている醤油メーカーも多く‥理由としてはコストが安く、また効率的に作れるからなんだそう。
脱脂加工大豆は、大豆に含まれる油分を搾ったカスで、その大豆の油を搾るのに「ヘキサン」という石油からできた溶剤が使われます。
ヘキサンは加熱すると蒸発するので脱脂加工大豆にはほぼ残ってはいないとは言われていますが‥毒性もあるヘキサンを食品に使うことにちょっと抵抗はあります‥
また脱脂加工大豆は海外からの輸入がほとんどなので、どういったものを使っているか醤油の作り手さんでも分かりません。遺伝子組み換えのものが混入していることだってあると思います。
そんな不安も色々とあるから。
やっぱり原材料も作り方もしっかり分かる、余計なものが入っていない本物のお醤油を選ぶに限ります。毎日使うものですし‥
私のオススメは井上醤油店さんのお醤油です。丸大豆をじっくり熟成させて作られたお醤油はまろやかで香りもよく、余計な味付けをしなくても料理も美味しく仕上がります。
井上醤油店 井上しょうゆ 造り 1800ml
価格:2,288円 |
毎日作るお料理には本物の美味しい醤油を使って、子どもにも味をしっかりと覚えさせたいものですね。
お醤油を買うときには、ぜひ裏のラベルチェックも忘れずに!
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