英語がしゃべれるようになったら‥せめて聞き取れるようになったら‥と思うことありませんか?
英語ができるようになれば‥
どこへ旅行に行っても困らないし、映画も字幕なしで楽しめるし、また色んな国の人とお話しもできるし、世界がぐんと広がりますよね。
私も子供の頃に英語がしゃべれるようになりたいなぁ、英語がしゃべれるようになったら色んな国を旅したり、仕事をしたりしたいなぁと漠然と考えていました。
20歳の時に、カナダに10ヶ月間留学させてもらえる機会がありました。
実際に言語を学ぶのって楽しいことばかりでなく、苦しく大変なことも‥
そんな私のカナダ留学体験、また英語上達のコツなどをつづってみました。
英語が聞き取れるようになる感覚ってどんな感じ?また英語が上達していくステップはどんな感じ?
英語がしゃべれるようになりたい方、また留学を考えている方、英語を勉強している方皆さまの参考になれば幸いです^^
留学しようと思ったキッカケ
私が留学しようと思ったキッカケはある一人の女の子との出会い。
高校生の頃に近所にステイしていたスイスからの留学生の女の子、3歳ほど年上だった彼女は1年飛び級して、その分の1年は自由にできるからご褒美で日本に留学に来ている、ということでした。
日本に来てからそんなに月日が経っていないのに日本語も上手で(飛び級しているくらいなので元々頭のいい子だったのですが‥)しかも母国語のフランス語の他にも5、6カ国語しゃべれる才女。
彼女は何をするにも積極的で、楽しそうで!そして、私も彼女から聞く外国の色んな話しが新鮮で楽しくて。彼女の話しを介して新しい世界を垣間見て大いに刺激になりました。
いつしか私も彼女のようにはなれなくても、海外に行って英語をしゃべれるようになって、色んな国を見てみたり、友達を作りたいなーと思うようになりました。
人との出会いは本当に大事ですね。英語だけでなく、色んなことに積極的にチャレンジすることの大切さを彼女から教えてもらった気がします。
その後私は大学に入って2年次が終わってから、カナダのトロントに10ヶ月留学することに決めました。
なぜカナダのトロントにしたか?
治安がいいことと、自然がいっぱいの国だから‥
あと、ニュースかなにかで世界の住みやすい街ランキングにトロントが入っていた‥
という単純な理由です、、
カナダのトロントへ
留学の準備も万端で、いざトロントへ!
日本からトロントまでは成田から直行便で約12時間かかります。また同じカナダでも西海岸のバンクーバーから東海岸のトロントまで4時間以上。カナダは本当に大きな国です。
トロントに到着し、ピックアップの車に乗りホストファミリーのお家へ。
「カナダ=大自然」と勝手に思い込んでいたので、ハイウェイから見るトロントの景色が思ったよりかなり都会でびっくり。
ホストファミリーのお家に無事到着し、1人目のホストマザーがお出迎え。そしてお部屋で荷物を整理していたら、2人目のホストマザーも挨拶に来てくれました。
私がステイしたのは女性カップルと養子の3歳の女の子がいる家庭。
日本ではそんな家庭なかなかないですよね。ちなみにトロントでは同性婚もできます。
シャイだけど温かいマザー1、いつも笑顔で元気なマザー2、そしてお目目がくりくりインド系の可愛くておしゃべりな女の子。
なかなか刺激的?な出会いからトロント生活がスタートしました。
学校初日の苦い思い出
私が通った語学学校は日本人がほとんどおらず、ヨーロッパ系や南米系の生徒が多い学校です。学校初日、テストを受けてクラス分けです。テストは筆記テストと会話テスト。
日本人は文法が割とできるので上のクラスに入れられることが多いらしく、私も3クラスの内一番上のクラスに入りました。
クラスメイトの国籍はスイスやイタリア、メキシコ、ロシア、ブラジルなど様々。
クラスに入り早速ビックリ。周りは流暢にペラペラしゃべっています。
授業ではディスカッションが多いのですが、周りが何をしゃべっているのか全然聞き取れず、また何についての議論なのか何回説明してもらってもさっぱり理解できません‥
英語は割と日本でも勉強していたし得意だと思っていたので、相当落ち込みました‥
トボトボ家に帰り、ホストマザーの前で泣きました^^;
もう悔しくって。その時、絶対に英語を身につけて帰る!!と心に誓いました。
停滞期
毎日英語づけの日々。学校には日本人もいましたが日本語は一切しゃべらず、ひたすら英語を聞いて、話して、読んで、書いての日々。
英語で日記をつけたり、単語は英英辞書(英語の単語を英語で説明している辞書)で調べたり、また頭の中の考え事すら日本語を排除して英語でしていました。(やりすぎ?笑)
それでも、時々行われるディスカッションのオーラルテストではやはり全然ついていけず‥先生に、しゃべらないとレベルの判断ができないよと言われたくらいでした。
トロントに来てから2ヶ月ほどの月日が経っていました。
転機
トロントに来て3ヶ月近くたった頃に、日本から母が遊びに来ました。嬉しい気持ちと、日本語をずっと話すことになるから困るな、という半々の気持ち。
母は1週間ほどの滞在で、一緒にオタワやモントリオール、ケベックなどを旅しました。
母が帰国し学校に戻ると、日本語ばかりしゃべっていたはずなのに授業が前より比べものにならないくらい理解できます。先生の言うことも、クラスメイトの言うことも!
世界が変わった感じがしました笑
このときが私の耳の栓が抜けた!と感じた瞬間。
3ヶ月ほど経ったこの頃、今までひと流れにしか聞こえていなかった英語が、一つ一つの音が区切られて単語として聞き取れるようになってきていました。
気分転換したのがよかったのか、旅行に行ったのがよかったのか。
旅行って色んな場面で情報を聞き逃さないようにいつも以上に集中して英語を聞きますし、何か分からないことがあったら誰かに尋ねたりしないといけません。必要に迫られると上達するのかもしれませんね。
帰国するまで
そこからは停滞期と成長期の繰り返し。でも、少しずつ英語に対する自信もついてきて英語を話すことも楽しくなってきました。
よく使われる単語や言い回しなどを勉強したおかげで、一つ一つの単語として聞こえていたものが徐々に文章の意味として理解できるようになってきました。
ネイティブとの会話でも、意外と中学英語レベルの簡単な単語の組み合わせ(イディオム)なんかを使うことが多く難しい単語は日々の生活ではそんなに必要はないんだなーという印象。
そういった新しく知った単語や言い回しは覚えるだけでなく実際に会話の中で使ってみて、初めて身に付くということを実感しました。
帰国前には頭の中では文章を日本語を介さず英語で理解できるようになり、難しくないものであれば映画やニュースも字幕なしで見られるように。
カナダでの生活ではカナダ人だけでなく色んな国から来た人たちと出会うことができ、日本ではできないような経験もでき、自分の視野もぐっと広がりました。
英語は世界語。
英語が話せたら、世界の人たちとコミュニケーションできます。
カナダへの留学で、ネイティブ並みとまではいきませんが英語も上達し、とても得るものが多い10ヶ月となりました。
英語を上達させるためには?
私が10ヶ月間私なりに頑張って英語を学んでみて実感した英語上達のためのコツをいくつかまとめてみました。
間違えを恐れない
特に日本人に多い傾向にあるそうで、私もそうだったのですが‥
文法や単語の間違いを恐れるあまり英語を話すことを躊躇したり、遠慮したり。
反面、欧米や南米からの留学生は恐れを知りません笑
最初の頃、みんな英語を流暢に話してる‥と思っていましたが、のちのちよく聞いてみると結構文法がめちゃくちゃだったり間違いだらけだったり。でも誰も気にしてません笑
色々と考えすぎて頭がガチガチになるよりも、とりあえず思ったように口に出してみる。間違ってても大丈夫。
言語は習うより慣れろ!!です^^
インプットとアウトプットが大事
英語を勉強していると日々知らない単語や言い回しが無限に出てきます。それを覚えたとしても、やはり実際に使ってみないと本当に自分のものにはならない気がします。
英語は道具。道具は説明書(辞書やテキスト)で使い方を理解するだけでなく、実際に使ってみないとなのです。
インプットしたものをアウトプットするというのは大事です。
聞き流すだけでは英語はしゃべれない
よく聞き流すだけで‥なんてありますが、それで英語が流暢になれたら苦労しません。
やはり聞く力はたくさん聞くことで、話す力はたくさん話すことで、読む力はたくさん読むことで、書く力はたくさん書くことで上達すると思います。
今、求めようと思えばいくらでも英語に触れられる時代。毎日どんな形でも、短い時間でもいいので英語に触れることが大事です。私も帰国してからも毎日欠かさず英語を聞いたり読んだりしています。声に出して音読するのがオススメです。
日本にいる限り英語が必要に迫られることはないですが‥旅をしたり、海外からの人たちと交流したり、積極的に英語を使う環境を作ってみるといいかもしれません!
英語力は一直線で伸びるわけではない
英語って勉強すればするほど坂道みたいにまっすぐ英語力が上がるのではなく、平行線を辿ってはいきなりピョコっと上がって、また平行線を辿ってはピョコッと上がって‥の繰り返し。
毎日英語を勉強していると、あれ?昨日よりも今日の方が私英語ができるようになってる!!と自分でもハッキリ分かる瞬間があります。
なかなか上達しない停滞期があっても、諦めずに毎日コツコツ続けることです!
伝えたいという気持ち、そして楽しむこと
よく外国語を上達させたかったら、その国の彼氏彼女を作るのが一番早いと言いますね。やはり、思いを伝えたいという気持ちが上達の近道。
まあわざわざ彼氏彼女を作らなくても‥お友達を作ったり、また海外旅行に行くことでも英語が上手くなりたいというモチベーションにはなります。
コツコツ毎日の積み重ねと、後は楽しむことが結局は一番の英語上達なのではないかと思います。
最後に
英語上達のコツは毎日コツコツと。(しつこい?)‥でも結局はそれです笑
そして毎日英語づけでコツコツやっていると、ある日突然栓が抜けたように英語が聞き取れるようになる瞬間が訪れます^^
私の場合はネイティブ環境で3ヶ月ちょっとでしたが、人それぞれ早かったり、遅かったり違いはあるかもしれません。
それまでは大変ですが、諦めずに頑張りましょう!!
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