最近、昔ながらの「おひつ」の良さが見直されてきています。
炊飯器やレンジなどのない時代から、炊いたお米を保存するため利用されてきたおひつ。
実は「おひつ」ってただお米を保存しておくだけのものではなく、お米を格段に美味しくしてくれる優れもの!なんです。
私もごはんをお鍋で炊き始めたのを機に、おひつのある暮らしをはじめました!
おひつを実際に使ってみた感想とお手入れなど、ご紹介したいと思います。
木曽さわらのおひつ
おひつには色んな素材があり、使われる材木も様々。中でもおひつに適していると言われているのがさわらです。
さわらはヒノキ科の常緑針葉樹で全国に分布しており、耐水性、耐酸性に優れた材木。特に木曽産のものが上質なおひつや寿司桶の材料として好まれよく使われます。
さわらは水分が多ければ水分を吸収してくれ、逆に乾燥していれば水分を補う性質があります。その性質のおかげで、ごはんに適度な湿度が保たれ、炊きたてでも冷めても美味しさを保つことができます。
おひつを使うとごはんが美味しくなる!
炊飯器生活をやめ、鍋でごはんを炊くようになって急に欲しくなったおひつ。
4人家族で3合用のおひつを購入しました。
楽天で梅沢木材工芸社さんのものを購入しましたが、こちらのおひつは樹齢100年以上の厳選された木曽さわらを使用し、熟練の職人さんがひとつひとつ丁寧に作られているようです。
軽いけれど、厚みもしっかりしていて、木目も美しい!
ちなみにおひつには2種類あり、私が購入したのはフタを乗せるタイプの関西おひつ。フタが平らなのでお手入れがしやすい!
価格:7,480円 |
すっきりした印象の、フタをかぶせるタイプのものが江戸おひつです↓
価格:8,980円 |
使用開始する前にちょっとした作業。アク抜き、匂い抜きをします。作業といっても、お米のとぎ汁にただ浸けておくだけですが。
お酢でアク抜きをする方法もあるようですが、私は米のとぎ汁を使いました。
おひつに米のとぎ汁を桶いっぱいに入れて、このまま3時間ほど放置。
水入れの桶ではないけれど、とぎ汁をいっぱいに入れても一滴も漏れない!そんなところに職人さんの手仕事のすばらしさを感じます。
放置した後は水洗いして、日陰干しで乾燥させます。
アク抜きのお手入れが終わったら、早速ごはんを炊いて使ってみました。
2合を炊き、炊きたてのお米を熱々のままおひつへ!
この小さいサイズ感。届いたときは小さいかなと思ったけれど、十分な量が入るし、これだとテーブルに置いても邪魔にならず、むしろ食卓に趣きが。
おひつに入れてしばらくしても、まだホカホカのごはん。
あんなに熱々を入れたのにべちゃっとしておらず、
お米がふっくらモチモチ美味しい!!そしてほのかに木の香りも。(この香りは何回か使っているうちに薄くなります。)
鍋で炊くお米が美味しすぎると思っていましたが、このおひつに炊いたごはんを入れるとさらに美味しさアップ!!本当に感動ものです!!!
子どもたちは毎回ごはんをおかわり。あっという間に空っぽです、、
炊いた翌日の朝、一晩置いたものでもパサパサならず、つやつや、もちもちがキープ。
木のおひつには抗菌作用もあり、多少置いていても大丈夫です。(とは言っても、なるべく早く食べ終わるようにはしますが。)
レンジで温めなくても、冷やごはんで十分美味しく頂けるのが嬉しいです!
長く使うためのお手入れ
大事に使うと50年ほどはもつという木曽さわらのおひつ。
長くつき合っていくために、大事にお手入れもしたいところです。
おひつを使ったあとは、少し水に浸けてお米を落ちやすくした後、粉クレンザーや塩で丁寧に洗い、風通しのいい場所で日陰干しをしっかりします。
合成洗剤や食洗機の使用は厳禁!
丁寧に洗い、そしてしっかり日陰で乾かす(直射日光を当てると急激に乾燥しすぎてしまう。)というのが黒ずみやカビを発生させずに長く使うコツ!
思ったよりも扱いが大変ではないところもグッド!
さいごに
昔ながらの優れた道具である「おひつ」。
日本のお米文化に根付いたおひつは、使ってみるとそのすばらしさを実感します。
美味しいお米が食べられたら、それだけで幸せ♡
50年も使える一生ものの道具、使っていくうちに愛着が沸いていきそう!これから大事にしていきたいです^^
みなさまも日々の暮らしにおひつを取り入れてみてはいかがでしょうか?
価格:7,480円 |
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