カナディアンロッキーの観光の拠点となる街、バンフ。
世界でも有数の山岳リゾート地で、日本人にもとても人気の観光地でもあります。
カナダで現地ガイドをしていた私も、このバンフという街に約2年ほど住んでいました。山が大好きな私にとってこの街はパラダイスのような場所!!
山をのんびり眺めたり、カヌーに乗ったり、散歩したり‥仕事をしながらも、とにかく毎日飽きることなくバンフを満喫しました。
周りを大自然に囲まれたとてもキレイな街、私の大好きな街バンフの魅力をご紹介したいと思います^^
バンフ基本情報
バンフの場所
バンフはカナダのアルバータ州、バンフ国立公園内に位置します。カルガリーから西へ127キロほどの場所。
標高1384mで、お隣の街レイクルイーズに次いでカナダで二番目に標高の高い街です。
バンフへのアクセス
バンフは国立公園内にある街。空港からは少し離れています。バンフから一番近いのはカルガリー空港。まずはカルガリーに行って、そこからバスや車などに乗り換えるのが一番アクセスしやすい方法です。
カルガリーからバンフまでは車やバスで約1時間30〜45分ほど。
飛行機
日本からカルガリーへの直行便は成田からエアカナダが就航しています。
成田16時15分発、カルガリー10時55分着。所要時間は約9時間40分です。
またバンクーバー経由も便数が多いので便利です。バンクーバーからカルガリーまでのフライトは約1時間26分ほど。
バスや車
バンクーバーからバンフまでは、最短距離で約850キロ。真っすぐは走っても9時間かかります。もし車で行くとすれば途中のオカナガンなど、色んなところを観光しながら行くのがオススメです。
鉄道
バンクーバーからロッキーマウンテニア号という列車でバンフに行くこともできます。
こちらはロッキーの山々をぬって走る鉄道なので、広大な山々の景色を眺めながらの優雅な列車の旅が楽しめます。
バンフの気候
バンフの冬は一番寒いときの平均気温はマイナス9度ほど。寒くて鼻の中がパリパリになります‥過去にはマイナス50度になったこともあるんだとか。マイナス50度って‥どんな感覚なんでしょうね?^^;
バンフ近くのノーケイ山や隣町のレイクルイーズなどにはスキー場があり、冬はスキーやスノーボード客で賑わっています。
バンフの4月、5月は日によっては暖かく薄着で過ごせる日もありますが、まだまだ天気も安定せず冬のように寒いことが多いです。
これは4月半ばの写真です。天気のいい日ですが、まだまだ山には雪が残り暖かいコートが必要。
5月くらいまでは標高の高い場所の湖はまだ凍っていますが、6月くらいから段々と暖かく気候も安定してきて、観光やハイキングにちょうどいい季節となってきます。夏至の時期は日も長く、21時すぎまで明るいです。
避暑地としても人気のバンフ。標高が高いので、夏でも涼しく快適にすごせます。夏は緑もお花もいっぱいです。山だけど、カモメもいます。
9月になると段々と朝晩涼しくなり、一斉に紅葉も始まります。木々が赤や黄色に鮮やかに色づきます。
この紅葉目当てでバンフを訪れる日本人の観光客が多いので、ガイドにとってはこの時期が一番の稼ぎ時。とにかく忙しい時期です。
紅葉が終わり、更に寒くなると雪が降ったり、また湖も再び凍りはじめます。そこからはまたスキー、スノーボードなどウィンタースポーツのシーズン。
湖や氷河観光、またハイキングが快適にできるのは6月〜9月くらいでしょうか。夏が短いので、人も動物も暖かい気候を存分に満喫します。
バンフの街並み
バンフは国立公園なので、景観保護のため建物の規制も色々とあり高い建物がありません。(規制前に建てられたホテルは例外ですが‥)
なので、どの場所からもカスケード山やランドル山などバンフを象徴するような周りの山並みの景色を楽しむことができます。
バンフのメイン通りを中心にショップやレストラン、ホテルが建ち並び、夏は花がいっぱい、また秋になると木々が紅葉してとてもキレイです!
またバンフに住んでる住民も多いので家もたくさんあります。ちなみにここは国立公園内なので家を買っても土地は買うことはできません。
街中ではシカやリスなどの野生動物もたくさん住んでいます。バンフの大通りを堂々と渡っていたり‥街の景色に馴染んでいますよ^^
窓の外までシカが来ていたり、玄関出たらシカが目の前にいてビックリなんてことも笑
バンフ周辺の観光
氷河観光や湖観光、またハイキングに行くのであれば、車で行ったり、またツアーに参加したりして行く必要がありますが‥
バンフ周辺でも楽しめることはたくさんあります。いくつかオススメをご紹介します^^
ボウ川沿いを散策&カヌー
バンフの街中を流れるボウ川。川沿いにも遊歩道があり、ゆったりしたボウ川の流れを眺めながら散策が楽しめます。
またカヌーのレンタルもあります。カヌーで森の奥へと漕ぎ進みバーミリオンレイクスという湖まで行くことも。
フェンランドトレイルでお散歩
バンフ駅近くの踏切を渡り、すぐの場所にフェンランドトレイルの入口があります。
針葉樹林や小川のほとりを歩くトレイル、高低差もなく気軽に森歩きが楽しめます。こちらは街中からアクセスしやすいトレイルなので、地元の人たちのお散歩コースといったところ。
小鳥のさえずりを聞きながら、のんびりお散歩はいかがでしょうか?
ボウ滝&バンフ スプリングス ホテル
街から少し離れたバンフ スプリングス ホテル。このホテルと、少し下った場所にあるボウ滝はマリリンモンローの映画「帰らざる河」のロケ地となった場所。
ホテルもお城のような佇まい。ここのテラスでお茶をしたりゆったりすごすのもいいですね。ボウ滝はそんなに高低差のある滝ではないですが、水量の多いときはなかなか迫力があります。
ボウ滝の近くからは大きなボートで川下りもできます。川を少し下ると、フードゥーという変わった形の岩を見ることができます。
サルファー山のゴンドラ
サルファー山のゴンドラもオススメです。約8分ほどで標高2200メートルの展望台に行くことができ、そこからはバンフの街の周りの山々が一望!
体力のある方は歩いて登ることもできます。ひたすらスイッチバックのジグザグのトレイルを登ることにはなりますけど‥かなりいい運動にはなります^^
ボウ滝、フードゥー、サルファー山のゴンドラなど効率よくまわれる半日ツアーもありますよ↓
さいごに
大自然に囲まれた街、バンフ。小さな街ではありますが、のんびりとした雰囲気が魅力の可愛らしい街です。空気も水も美味しく、景色も街並もとてもキレイ。
カナディアンロッキーの観光の際はぜひバンフでのんびり街歩きを楽しんでみてくださいね^^
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